移動支援製品には、専門的教習を受け、特化した設備を持つサービス事業所が供与しなければならないものもあります。こうした製品はTAPでは取り上げていません。
以下の各項を読み通し、TAPで取り上げない一般的な移動支援製品について理解してください。
これらの製品の一部は、その供与方法に関する教習コースと教材の情報を本モジュールの最後に掲載しています。
車椅子
車椅子は、歩行が困難な人に、車輪による移動性および座位への支えを提供します。
車椅子の種類は利用者のニーズに応じて異なります。
車椅子は、絶対にクッションと共に供与しなければなりません。

車椅子とその供与方法に関する詳しい情報は、WHO車椅子サービス教習パッケージを参照してください。
義足
義足は、人の足や脚の欠損部分を代替します。
義足は、必ず資格を持つ義肢装具士が、つねに各個人に合わせて製作しなければなりません。
だれもが義足を使用できるわけではありません。義肢装具士は、各個人と協力して義足の適合性を評価します。

義足を使う人は、しばしば他の移動支援製品も併用します。


アシフを覚えていますか?
アシフは右の膝下を切断しています。歩くために膝下義足を使い、バランスを補うために歩行杖2本を使っています。
アシフは、義足を使っていない時にはクラッチを使って移動します。
下肢装具
下肢装具とは、足や脚を支えるブレースやスプリントのことです。痛みの軽減、移動の補助、または不要な動きの防止に役立ちます。
下肢装具の種類は、利用者のニーズに応じて異なります。装具はリハビリテーションサービスまたは義肢装具サービスを通じて供与されます。


後方支持型歩行器
後方歩行器は、脳性麻痺の子どもの歩行を支えます。足関節装具など、他の支援製品とよく併用されます。

アレイシャを覚えていますか?
アレイシャには脳性麻痺があり、運動を協調させ、制御するのが困難です。歩行の補助に後方支持型歩行器と足関節装具を使っています。
立位台および臥位保持具
立位台と臥位保持具は、支えなしで安全に横になる、または立つのが困難な子どもや大人の合併症予防に役立ちます。


立位台と臥位保持具は、通常、総合的なリハビリテーションケアの一環として供与されます。