スクリーニングフォームのこの部分を活用し、本人に移動支援製品が有益かどうか判断してください。

歩行支援用品および車椅子
以下を本人に尋ねてください:
立って歩けますか?
歩けるが、安全に歩くには補助が必要な人、短い距離しか歩けない人、片足で歩く人、その他歩行に困難がある人には、歩行支援用品が有益な可能性があります。
どの種類の歩行支援用品が最適かは、歩行支援用品の事前評価によって特定されます。
人によっては、歩行支援用品と車椅子を併用すると有益な場合があります。

カリを覚えていますか?
カリには関節炎がありり、フレイル (虚弱) です。床が平らな屋内を歩くために歩行器を使用しています。
屋外での移動や長距離移動には、カリは車椅子を使います。
車椅子が必要な可能性のある人は、車椅子サービスへ紹介・相談してください。
活動
TAP移動支援製品スクリーニングフォームのコピーに向かってください。
以下のケーススタディについて、スクリーニングフォームの第4部、「歩行支援用品および/または車椅子」の各項目に記入し、何をするのがよいか判断してください。
ジャケリンは高齢の女性でフレイル (虚弱) です。移動が困難なため、介助を希望しています。
ジャケリンはすぐに疲れてしまうため、短い距離しか歩けません。両脚には体重をかけられます。脚や足に損傷はありません。
ジャケリンのスクリーニングフォームの該当欄に記入してください。
何をするのがよいと思いますか?

- ジャケリンには、歩行支援用品が有益である可能性があります。次のステップは歩行支援用品の事前評価を実施することです。
- ジャケリンには車椅子も有益そうです。次のステップはこの選択肢について彼女と話し合うことです。もしジャケリンが車椅子が有用だと感じるなら、車椅子サービスに紹介・相談してください。
可搬式スロープ
以下を本人に尋ねてください:
日常的に、少数の段差を昇り降り、および/または乗り物を乗り降りする必要がありますか?
車椅子、歩行車、歩行器を用いる人は、スロープを使用できます。可搬式スロープは、2、3段の段差の昇り降りや車両の乗り降りに有用です。
可搬式スロープが適しているかどうかは、可搬式スロープの事前評価によって特定されます。

手すり
以下を本人に尋ねてください:
ご自宅で、バランスを保つ、起き上がる、立ち上がる、移動するといった動作に困難がありますか?
家の中の手すりは、バランスが良くないため移動に困難がある人を支援できます。
手すりによって、転倒の危険を軽減することもできます。
手すりが利用者を支援するかどうかは、手すりの事前評価によって特定されます。

移乗板
以下を本人に尋ねてください:
身体を場所から場所へ動かすのが大変ですか?
移乗板は、一部の人にとり、場所から場所への移乗を容易にするために役立ちます。例えば、ベッド、トイレ、ソファとの行き来、または乗り物への移乗などです。
特に、歩行支援用品や車椅子の利用者にとって有益な可能性があります。
移乗板が利用者を支援するかどうかは、移乗板の事前評価によって特定されます。

義足 (足または脚の)
以下を本人に尋ねてください:
義足を使っていますか?
義足を用いる人は、定期的にフォローアップすることが重要です。
義足は損耗することがあり、本人の断端やニーズも変化するからです。
以下を本人と話し合ってください:
- ご自分の義足は、現在もうまくフィットしていて快適ですか?
- 断端に発赤やただれ、あるいは痛みを感じる箇所はありますか?
- 義足は、現在も正常に機能していますか?
あなたまたは本人に何か心配があれば、義肢装具サービスに紹介・相談してください。
だれもが義足をうまく使えるわけではありません。これは以下の要因によります:
- 本人の健康と体力
- 脚の残存部分の状態
- もう片方の脚の状態
- 利用可能な義足の種類
資格のある義肢装具士は、義足が役立つかどうかを判断するために、個々人を事前評価する必要があります。
地域に義肢装具サービスがある場合は、事前評価を受けるよう、本人を紹介・相談してください。サービスが遠方にある場合は、まずサービス事業者に連絡し、紹介・相談を奨めるか確認するようお勧めします。

下肢を切断した人は、例えば歩行支援用品や車椅子などを用い、さまざまな方法での移動が可能です。
義足を用いる人は、たいてい他の移動支援製品も併用することになります。

その他の種類の支援支援製品
以下を本人に尋ねてください:
視覚、聴覚、セルフケア、コミュニケーション、思考および/または記憶に困難がありますか?

移動支援製品を使っている人には、他の種類の支援製品も有益な可能性があります。

アレイシャを覚えていますか?
アレイシャには脳性麻痺があります。後方支持型歩行器と、セルフケアやトイレを補助する支援製品を使っています。

アイーダを覚えていますか?
彼女は脳卒中になりました。より楽に着替え、トイレに行けるよう、歩行杖と更衣支援用品を使っています。
これは移動性スクリーニングですが、本人には他の面での支援も有益かもしれない点に留意することが重要です。
本人が、他の面 (視覚、聴覚、セルフケア、コミュニケーション、思考、記憶など) の困難を訴えたら、詳しい情報を得るために、いくつか追加質問したい旨を説明してください。
必要となる可能性のある他の支援製品を特定するための、かんたんなスクリーニング質問やツールについては、他のTAP概論モジュールを参照してください。